サクヤンの世界観

サクヤンは以下の4つのカテゴリーにわけられます。

・トライアングル
・サークル
・スクエア
・ドローイング

 仏教の世界を表すトライアングル。カォヨートを代表とする三角形の図柄は、宗教観を表すもので、仏教徒が最初に入れるサクヤンとして知られています。

 ペーテェットのような丸い図柄のサークルデザインはヤントラ(マンダラのようなもの)と呼ばれ、ブッダや仏を表すもの。

 スクエアは宇宙という壮大なロケーションを指し示すために天体を表すサークルが特徴的です。大地、空気、火、水の4つの要素を意味する四角形のデザインがスクエアです。風水のようなものといったらわかりやすいでしょうか。

 虎やハヌマーンなどの描画で動物や仏の肖像画を描いたサクヤンがドローイングです。

 サクヤンはこれら4つのカテゴリーがあり、カタ・ヤントと呼ばれる呪文を入れることで、その効果が発揮されます。

 これら4つのカテゴリーは、さらに大きく2つのクラスに分けられます。

・ヤント・コンクラパン=主にあらゆる危険から保護してくれるもの。
・ヤント・メッタマハセナー=キャリアや自身の成功へと導くもの。

 これらの世界観から、僧侶やサクヤンマスターは信者が欲するサクヤンを導き出してくれるのです。