サクヤンルール

誰にでもサクヤンを彫るというわけではありません

サクヤンを彫ることができるのは善良な人に対してのみです。反社会的な人であったり、公序良俗を守れない人、法を犯す人にはサクヤンを彫ることはできません。大前提として暴力団関係者、反社会的勢力、またサクヤンルールとして前科のある方、ホスト業従事者はお断りしております。

・風貌 – 反社会的人物が好む服装を好む人はご遠慮ください。人は見た目で判断されるように、容姿や態度、言葉遣い、行動がその人を表します。サクヤンは宗教に根ざしたものなので見た目も慎み深くなくてはなりません。いわゆるやくざやチンピラ風情のオラついた格好やマイルドヤンキーと称される層、ラッパー風などは見た目で威嚇行為をあたえるため、サクヤンにはそぐわないと判断しお断ります。

※人を見かけで判断してはいけませんが、知らない人に対して知る手段は見た目である服装や態度見分けるしか手段がありません。従いましてサクヤンを彫るにふさわしいかどうかは外見で判断させていただきます。

風俗遊び – 性風俗遊び、国内海外での買春(セックスツーリスト)をする人はお断りします。

・交通法規を守れない – 車が趣味、いわゆるカーマニアの方は日々の行動を鑑みてください。違法改造やスピード超過などの交通法規を守れないということは、他人を危険に巻き込む恐れがあります。他人に恐怖感を与えたり、損害を与えることは仏教の五戒律に背きます。

認知不足 – ファッションでサクヤンを彫ろうという人はお断りします。サクヤンはタトゥーであってタトゥーではなく、お守りという意味合いが強いものです。サクヤンに対して知識がなかったり、かっこいいからという理由で彫りたいという方はお断りします。

ギャンブル – サクヤンを彫りたいのなら競馬、競輪、競艇、パチンコ等のギャンブルはダメです(もちろん賭けずに見るだけなら問題ありません)。サクヤン(仏教)でギャンブルを禁じる理由は二つ。一つは「正しい見解」で生きる人は、働かずにお金を手に入れることを潔しとしません。労働によらない収入や利益を喜ぶ気持ちは多くの犯罪の根源であり、誤った見解であるとされています。心に邪見があれば、すべての行動が間違ったものになるので、どんなギャンブルも八正道の正命、正業に反しているという理由。もう一つは、スリルや儲かった時の快感や損した時の怒りなど心に執着が生まれ、そのことを考えている間中、「自分が儲かれば良い」という身勝手な意業(心のカルマ)を作り続けるので、必ず後で悪い結果があるからです。

 サクヤンを彫る条件として、 “良い人” でなければなりません。サクヤンを彫るに値しない人、あるいは上記の禁止事項を隠し、嘘を吐いてサクヤンを彫ったとしてもそれはサクヤンではありません。サクヤンを彫り終えたあとにカタという呪文を唱えオイルで封じ込める儀式を行いますが、その際嘘を吐いてサクヤンを彫ってもらったとしても、その人に幸運が訪れることはなく、トラブルに見舞われるであろうという呪文も吹き込まれます。ですからルールを守れない人はサクヤンを彫ろうと思わないでください。

 ※アチャーンは他人に害を与えると考えられる人に対してサクヤンは彫れません。いかなる理由であってもサクヤンルールに背く、あるいはそぐわない人に対してサクヤンを彫ることができないことを理解・了承していただきますようお願いいたします。

Rules to receive Sak yant magic & blessing

五戒律の遵守  – サクヤンとその魔法/祝福(カタ)を受け取るためのルールとして、あなたは努力目標として仏の5つの戒めを実践しなければなりません

・不殺生戒(ふせっしょうかい)生き物を殺傷しない  – 生きとし生けるものを傷つけたり生命を奪ってはならない
・不妄語戒(ふもうごかい) →嘘をつかない  – 約束を守らない、悪意のある嘘を吐いてははならない
・不邪淫戒(ふじゃいんかい)→不道徳な性行為を行ってはならない  – 浮気、買春を行なってはならない
・不偸盗戒(ふちゅうとうかい)→盗んではならない  – 他人のもの、公共のもの、デザインや意匠など
・不飲酒戒(ふおんじゅかい)→過度の飲酒、薬物を摂取してはならない  – 違法薬物(大麻、覚醒剤等)を摂取しない

追加条件の遵守  – アチャーン、親、あなたを助けてくれる人を尊敬してください

 アチャーンはサクヤンを授けるものとして、独自の権限、警報、知識、魔法、祝福を保持しています。尊敬なくしてサクヤンは存在しません。また親に対して、また自分を助けてくれる人に対して尊敬の念を持たなければなりません。アチャーン、親、助けてくれる人はあなたにとって唯一の人なのです。あなたにとって唯一の人を尊敬しない、あるいは裏切る行為は即ちサクヤン信仰を否定するもので、サクヤンを彫る資格はありません。

日々の生活において実践してもらいたいこと 

・執着しない(人、物、感情)
・足るを知る(欲張らない)
・比較しない(他人と比べない)
・反応しない(やり返さない)
・期待しない(見返りを求めない)
・法を遵守する(刑法を侵さず、交通法規を遵守する)

日々正しいこと、良いことを行う

 善良な人にサクヤンは幸運をもたらし、守護してくれます。常に正しいこと、良いことを行なってください。毎日正しいこと、良いことを行えば、それは因果応報の善果となって現れます。逆も然り。悪いことを行えば悪果として報いを受けることでしょう。毎日正しいこと、良いことを行うことによって悪い考えを持たないようになり、必然的に善良な人間になることでしょう。善良であればサクヤンはともにあります。サクヤンはともに生きています。サクヤンを感じることができればその結びつきを得られでしょう。

ルールの遵守

 ※アチャーンは他人に害を与えると考えられる人に対してサクヤンは彫れません。いかなる理由であってもサクヤンルールに背く、あるいはそぐわない人に対してサクヤンを彫ることができないことを理解・了承していただきますようお願いいたします。

ファッション的に彫ることはできません

初見でファッション的にサクヤンを彫ろうと判断した場合、施術をお断りしております(サクヤンの理解がなく好きなミュージシャンが彫っているから等)

ペアサクヤンを彫ることはできません

ペア、カップルで同じサクヤンを彫ることはお断りしております。

体の前面および脇について(男性の方のみ当てはまります)
サクヤンは初見で体の前面(脇も含む)を彫ることはできません。最初に背中、もしくは腕を彫った上で(サクヤンの彫り方の基本順序)、体の前面(脇も含む)は2回目から施術可能となります(ただしサクヤンについて理解がない場合、ファッションとして彫ろうと見受けられた場合は施術はお断り致します)。戦士が背後を守ろうとして背中に彫りはじめたというのがサクヤンの由来の一つといわれています。そのため背中および腕から彫るというのが本来のサクヤンの彫り方です。また女性が当てはまらないのは戦士ではないからで女性の場合ははじめてでも体の前面に彫ることができます。

サクヤンは彫れない部位があります

 基本的に腰から下に仏教モチーフのサクヤンは彫れないと思ってください。理由はタイのテーラワーダ仏教、いわゆる上座部仏教において腰から下は仏陀に対して不敬にあたるからです。したがって仏教に関係のある種類のサクヤンを彫ることはできません(アニミズム由来のデザインについては可能です)。

 タイのアユッタヤーにある世界遺産ワット・プラ・マハタートにある木に埋もれた仏頭は有名ですが、その脇に仏頭より上に立たないでという注意書きがあるのをご存知でしょうか?  立つと仏頭が腰より下の位置になってしまうので不敬にあたるからという理由です。当スタジオでもお守りや仏教関連のものは全て腰より上に配置してあるのも同様の理由から。日本の神道における神棚の配置もそうではないでしょうか。高い位置に配置しており足元に置く人はいないはずです。従いまして初見で足への施術はお断わりしております。

サクヤンを彫る際の標準サイズ

サクヤンの大きさはHPならびにSNS等の掲載しているものが基準サイズです。基本的にそれ以下ので施術はできません。サクヤンは細かいデザインが多いので縮小すると皮膚下で文字が滲んでしまい黒く潰れてしまいます。大きく細かいくないデザインは制限はあるものの多少小さくできますが細かいものに関しては縮小できませんのでご注意ください。またカードサイズで施術できるものは大まかで簡素なデザインに限定されますのでこちらもご留意ください。繰り返しになりますがはHPならびにSNS等の掲載しているものが基準サイズとなります。

2023.8.18改定